給付型の奨学金を調べてみた

教育訓練給付制度を利用する場合の出願情報登録画面

現在給付してもらっている某財団の奨学金が1度しか利用できないということが判明したので(前の記事)、今後のために、ほかに給付型の奨学金がないかどうか調べてみた。すると、大学院生が対象となっているものは多数見つかったが、国立とか有名私立など指定の大学に限定されていたり、高校卒業後数年以内などの若者が対象であるものが多かった。そりゃそうか。給付する側だって若くて優秀な学生を対象にしたいだろうし、だいたい、社会人はふつうはお金を持っているものね。
そんな中で、可能性のありそうなものを二つピックアップしておく。


教育訓練給付制度

放送大学のホームページにも案内がある、厚労省の制度だ。修士選科生・修士科目生なら、入学料及び授業料の20%を受給できる。条件さえ満たせば、申請者全員対象になりそうだ。その条件とは、社会経営科学プログラムか、臨床心理学プログラムで年間4科目・8単位修得することのようだ(科目生は2科目)。また、入学の出願時に申請する必要がある。インターネットで出願する場合は、出願情報登録時の2画面目に、申請用の項目がある。
放送大学のホームページ『教育訓練給付制度の利用について』


(独)日本学生支援機構貸与奨学金

貸与型の奨学金が有名で、放送大学のホームページの案内にも「必ず返還してください」と記載されている。放送大学大学院の場合、修士全科生なら申請できる。ただし、第一種(無利子)の対象となるには成績優秀且つ経済的に困難(住民税非課税など)である、といった条件をクリアする必要がある。第二種(有利子)は割と誰でも借りられそうである。貸与額は月額50,000円から130,000円まで段階的に定められている。なお、大学院生を対象とした『特に優れた業績による返還免除』という制度が存在するが、条件をクリアするのがかなり難しい。第一種奨学金の貸与者であることと、大学からの推薦が必要なのだ。認定されると、貸与を受けた奨学金の全額または半額が変換免除になる。(独)日本学生支援機構のホームページによると、修士課程の昨年度の推薦者数は約6500人で、約99.9%が認定されている。

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